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【ブログ】数学を活かした仕事

こんにちは!塾長の森本です。私は大学時代、理学部数学科で数学を専門としていました。数学は抽象的な学問なので、英数国理社の5科目の中でも特に「社会でどのように役に立っているか」がわかりにくいものだと思います。

しかし、実は数学ほど現代社会の発展に貢献している学問は無いと思います。数学が発展したことで、私たちは複雑な建造物を建てることができ、自動車や電車などの様々な乗り物に乗ることができ、スマホで欲しい情報に簡単にアクセスすることができるようになりました。

数学に興味を持ってもらえるように、いくつか数学を活かした仕事を紹介したいと思います。

AI技術者

昨今、めざましい発展を遂げているAIですが、実は現時点で私たちがAIと呼んでいるものは、数学の一分野である統計学のかたまりです。与えられた情報(インプット)を統計的に分析して判断(アウトプット)することしかできません。例えばSiriも、本当の意味で私たちの言葉の意味を理解しているわけではありません。膨大なデータを分析して、与えられた言葉に対して統計的に正しいと思われる答えを返しているに過ぎません。それがSiriとドラえもんの決定的な違いです。

統計学がわからないとAIの中身を理解することは不可能なので、AIを開発するためには優れた数学の能力が必要になります。

クオンツ

クオンツとは、高度な数学を用いて、株式市場などを数値データの面から分析する仕事です。例えば、過去の株価のデータを分析して、今後ある会社の株価が高い確率で上がると予測できれば、その会社の株を買えば儲かりますよね?クオンツが分析したデータは、投資の戦略を考える上でとても役に立つものになります。

アクチュアリー

アクチュアリーとは、数学(確率や統計)を用いて、不確実な将来を予測する仕事です。主に、保険会社や信託銀行で働くことになります。

保険は、みんなから保険料としてお金を集めて、ケガや病気など、あらかじめ決められた条件を満たした人に、保険金としてお金を払うという仕組みです。保険料を正しく設定しなければ、ケガや病気の人に支払う保険金が集めた保険料を上回り、保険会社は赤字になってしまいます。ある人がケガや病気になる確率を過去のデータより算出し、適切な保険料を設定するのがアクチュアリーの仕事の一つです。

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