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【ブログ】高知県の公立高校受験制度について

こんにちは!塾長の森本です。今回は、高知県の公立高校受験制度についてです。県のHPをみれば制度や日程などは全て書いてあるのですが、量が膨大で必要な情報を探すのが大変なので、要点を掻い摘んでまとめてみます。

選抜方法

公立高校(全日制)の選抜はA日程、B日程の2段階で行われます。まず、全高校でA日程での選抜を実施し、次に定員割れしている高校が残りの定員分をB日程で選抜します。最近では、高知県の公立高校は定員割れすることも多いですが、自分の志望校が定員割れするとは限らないため、「A日程の一発勝負」のつもりで受験するほうがよいでしょう。(なお、定員割れしていても全員が合格するわけではありません。合格基準に満たない場合は、不合格になります。)

選抜は、「学力検査」「内申点」「面接」「実技検査(一部の高校のみ)」で実施されます。

学力検査および内申点の配点

学力検査は、250点満点(=1科目50点満点 × 英数国理社の5科目)です。
*一部の高校では「英語1.5倍」のように、傾斜配点が実施されます。

内申点は、260点満点(=1科目20点満点 × 英数国理社5科目 + 1科目40点満点 ×音技美体4科目)です。
中1~中3の2学期までの評定(=通知表の成績)が内申点として使用されます。
英数国理社については、中1と中2は5段階、中3は10段階で評定が評価され、その合計がそのまま内申点になります。(5+5+10=1科目20点満点)
実技4科目は、評定を合計してさらに2倍したものが内申点になるため、1科目40点満点になります。

高知県公立入試の特徴と対策

合否の半分以上が内申点で決まる(学力検査250点、内申点260点)ことが大きな特徴です。ちなみに、例えば東京都だと「学力検査:内申点=7:3」なので、比較すると、いかに高知県の公立高校入試において内申点が重視されているかがわかるかと思います。これだけ内申点が重視されていると、受験当日になる前に、内申点でほとんど勝負が決まってしまっていることも十分にあり得ます。

では、内申点をあげるにはどのようにしたらよいのでしょうか。内申点を決定する要素は、「定期テストの点数」「授業態度」「提出物」などです。

授業はまじめに受けて、提出物は全部出すことが基本中の基本です。これがしっかりできていないと、どれだけ定期テストを頑張っても、内申点が上がりづらくなってしまいます。その上で、やはり定期テスト(中間、期末テスト)で点数をとることが必要になります。

中1の内申点から受験で使用されるので、中1のうちから定期テスト対策をしっかり行っていく必要があります。また、中3の評定は中1、中2の評定の2倍の価値があるので、特に中3の定期テストが重要になります。

このような事情から、森本塾では受験学年の中3も含めた全学年の生徒に対して、定期テストで点数をとることを重視しています。中3は、2学期までの評定が受験で使用されるため、冬休み以降は定期テスト対策はせずに受験当日の学力検査対策に切り替えます。

ちなみに、公立高校の入試問題は基礎問題だけで6~7割くらいはとれるように作られているので、学校の定期テストレベルの問題が解ければ、それだけである程度の点数がとれてしまいます♪これについては、また別のブログでじっくり書かせていただきます。

長々と書かせていただきましたが、少しでも参考になればうれしいです。

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